大学のキャリアセンター(就職課)を利用・活用しましょう

キャリアセンターを利用したことのある学生が61.9%

利用したことがない学生は38.1%

キャリアセンターを利用していない学生が4割弱もいます。

(一般財団法人雇用開発センター「2020年卒大学生就職活動調査」の報告書より)

 

キャリアセンターを利用しない理由として

1.敷居が高く入りづらい 51%

2.キャリアセンターの場所がわからない 23%

3.利用してもメリットがない 20%

確かにキャリアセンターの人たち

「やる気」があまり感じられません。

そんな印象を受けます。

だからといって

活用しないのはもったいない。

 

キャリアセンターの職員たちには企業から

 

 

人生で初めての経験です、アドバイスを受けましょう

今までの学生生活から社会人になるわけです。

あなた一人で行動するには限界があります。

 

今まで「受け身」の姿勢で何十年と過ごしてきたかもしれません。

自分で動いてみましょう。

少しだけ動いてみましょう。

 

キャリアセンターを利用しない理由の2番目

キャリアセンターの場所がわからない23%

日本語がわかり、しゃべることができるなら

キャリアセンターの場所など小学生でもわかります。

大学生ならこの程度の行動は起こしましょう。

 

絶対に就職するという強い気持ちを持つ

あなたに強い気持ちがなけれな就活は成功しません。

 

私も学生時代

自覚がありませんでしたが

自分の将来は今の自分が責任を持つ

 

私も何も考えずに

ダラダラと

学生生活を送ってきました。

 

キャリアセンターで企業の研究をする

先輩たちの就職活動の情報が見れます。

自分の希望する会社については必ず目を通しましょう。

 

 

大切なのは、時間が許す限り多くの情報に触れ、さまざまなものを見て、多くの選択肢の中から吟味して選ぶことです。

 

 

一般財団法人雇用開発センターの「2020年卒大学生就職活動調査」の結果報告書によると、キャリアセンターを利用したことがある学生は61.9%でした。利用したことがない学生は38.1%で、約6割の学生がキャリアセンターを活用しているものの、そうでない学生も4割近くいることが分かります。

同調査によると、キャリアセンターを利用しない主な理由は「何となく敷居が高く入りづらい」(50.7%)、「そもそも場所が分からない」(23.2%)、「利用してもメリットがない」(20.3%)ということでした。

このように、学生間の認知度が低かったり、行っても役に立つ情報があまりないと思われたりすることが多いキャリアセンターですが、最近では多くの大学が学生の就活サポートに力を入れており、その関係でキャリアセンターも年々充実してきています。
積極的に「キャリアセンター」の活用を

キャリアセンター(もしくは「就職課」「就職部」など)は学生の就職活動を支援するために大学に設置された機関です。大学主催のキャリアガイダンスなどでも「まずは一度利用するように」と勧められた方も多いのではないでしょうか。

キャリアセンターで行われる支援はさまざまで、その特色は大学によって違いますが、一般的には以下のような支援が行われています。

【閲覧サービス】

・インターン募集要項

・求人票

・企業情報 など

【面談・対策講座】

・キャリアコンサルタントによる就職カウンセリング

・エントリーシートの添削

・面接対策講座 など

【セミナー】

・業界研究セミナー、仕事研究セミナー

・合同企業説明会

・大学限定のOB・OGによる説明会 など

大学によっては、職員が企業を回って収集した情報を学内限定で閲覧できるようにしていたり、就職活動を終えた4年生をメンターとして設置していたり、企業内のOB・OGに紹介してくれたりする場合もあります。

情報収集やOB・OG訪問は個人で行うと大変ですが、キャリアセンターで相談すればあっさり実現できる場合もあります。自分ひとりの力でできることは限られています。周囲の力を借りて、得たい情報や不安を相談して解決していきましょう。

とはいえ、多くの情報がインターネット上で手に入る昨今は、キャリアセンターの意義について疑問を持っている学生さんもいるかもしれません。キャリアコンサルタントや職員と対面でコミュニケーションをとることを面倒に感じる方もいるのではないでしょうか。しかし、私はキャリアセンターの存在価値に疑問を感じる学生さんこそ、訪れ、活用すべきだと感じています。

連載第1回で説明したように、就職活動を効果的に行うためには、以下の三つのことを知り、考える必要があります。

・「自分自身」

・「社会(企業や仕事)」

・「就職活動そのもの」

これらは一人で考えたり、探したりしても答えがなかなか見つからないものです。周りの人に協力してもらうことで、早く答えに近づけるものです。

なぜなら、これから皆さんが歩みだそうとする「社会」は、多くの人の力を借りて価値を生み出すことで回っているからです。また、多くの社会人が思い悩みながら進んでいるように「正解」などありません。多くの人と関わり合いながら、情報に触れ、その情報を相対化し、考え、自分なりの答えを決めて決断・実行していくのが「社会」です。「自分自身」や「就職活動そのもの」についても、そんな「社会」で求められている要素であることを忘れないようにしましょう。

キャリアセンターで提供される情報や機会は、自分なりの答えを見つけるための「一要素」として大変価値のあるものです。まずは情報に触れ、担当者やキャリアコンサルタントと話し、先輩やOB・OGを紹介してもらって多くの人の意見に耳を傾けましょう。そのうえで、さまざまな意見を自分の中で整理して、自分なりの答えを見つければよいのです。

キャリアセンターでやるべき3つのこと

少し抽象的な話になってしまったので、3年生の11月を迎えた学生のみなさんがキャリアセンターでやるべきことを具体的に書き出してみましょう。

①2週間に1回はキャリアセンターを訪問し、情報に目を通す(または就職課のHPに目を通す)

キャリアセンターが扱う情報のなかには、企業がその大学だけに提供している情報やイベントの告知などが含まれている場合があります。貴重な機会を逃さないようにしましょう。

②面談を予約する

面談では自分の興味関心や現在の状態について正直に話してみましょう。よいアドバイスをもらうことも必要ですが、それ以上に自分の状態について把握してもらうことが重要です。今後自分にぴったりなサービスを受けるためにできる限り詳細に自分のことを話しましょう。

③定期的に職員に話しかける

キャリアコンサルタントや職員には、積極的に話しかけてみましょう。まずはあいさつだけでもいいですし、「寒いですね」と天気の話をしてみてもいいかもしれません。会話は初対面の社会人と話すよいトレーニングになりますし、話がはずんで職員に顔や性格、希望の傾向を覚えてもらえば、企業とのマッチングを薦めてもらう際に有利になります。

また、既にインターンに行って希望の会社が定まりかけている人も、ぜひキャリアセンターに足を運んでみてください。「今さら」と思うかもしれませんが、実は、社会人から見ていちばん「危ういな」と感じる学生は、少数の会社だけを見て「一目ぼれ」状態になっていたり、社会を分かった気になっていたりする人です。こうした人は社会に出て多くの情報に触れると、熱が冷めたり、現実を知ったりして、あっという間に辞めてしまうことがあるからです。

大切なのは、時間が許す限り多くの情報に触れ、さまざまなものを見て、多くの選択肢の中から吟味して選ぶことです。

ぜひ、友人や先輩、親などにも自分の進路について説明して意見を聞いてみましょう。皆さん言うことはバラバラだとは思いますし、自分にとって正しいと感じるとは限りません。それでもその意見一つひとつを傾聴し、自身の中で消化したうえで、何度も「自分の答え」を導き出し続けることが必要です。

その一つとして、ぜひキャリアセンターのキャリアコンサルタントや職員の意見を活用してみてください。