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【社会人の教科書】実行しなくても20代で、1度転職を考えてみよう
誰もが社会のことがよくわかっていないなか、就職しています。
結果「こんなはずではなかった」
注意したいのは
転職しない方がいいのに、会社を辞めていく人がいる。
逆に
転職した方がいいのに、会社で頑張っている人が多くいる。
今回は「転職した方がいいのに、最初に就職した会社で頑張っている人向けの話です。
下記の3つの法則「計画的偶発性理論」を知っていますか?
1、予期せぬ出来事がキャリアを左右する。
2、偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる。
3、何か起きるのを待つのではなく、意図的に行動することでチャンスが増える。
スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱された理論です。
「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」
坂本龍馬の例
もともと行動力があるのが坂本龍馬です。
当初、開国論者の勝海舟を斬るために家に訪れたが、逆に勝海舟から世界情勢及び海軍の必要性を説かれ、その場で勝海舟の弟子になっています。
「予期せぬ出来事がキャリアを左右する」
「偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる」
予期せぬ勝海舟の弟子となり、行動や努力で、海(運業)に精通し、海援隊を作り、活躍しました。
何か起きるのを待つのではなく、すすんで(意図的に)行動した結果と言えるでしょう。
勝海舟に出会ったことで、自分の進みべき方向が決まり、キャリアにつながりました。
何も行動しなければ、後世の人に名前を知られる存在にならなかったはずです。
1、予期せぬ出来事がキャリアを左右する。
2、偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる。
3、何か起きるのを待つのではなく、意図的に行動することでチャンスが増える。
当初思っていたことと違い、偶然の出来事でキャリアにつながっていきます。
「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」
坂本龍馬だけではなく、ほとんどの人は予想しない偶発的なことでキャリアが形成されていきます。
クランボルツ教授の指摘
クランボルツ教授曰く
あらかじめキャリアを計画したり、計画したキャリアに固執したりすることは非現実的である。
最初の就職は「仮運転」みたいなものです。
仮運転で、ある程度の実力をつけたら、今いる会社で定年まで過ごすかを考えてみましょう。
「計画したキャリア(最初に入社した会社)に固執したりすることは非現実的」ということです。
明らかに「ブラック企業」
従業員を大切にしない。
お客さんを騙してまで売上をあげていく会社に固執する必要はありません。
転職していきましょう。
江戸時代の武士なら「がまん」するしかありませんが、転職しやすい環境にいます。
まとめ「書籍:その幸運は偶然ではないんです!」
書籍に書いてあることを見てみましょう。
やってみたこともないのに、職業を選ぶことを期待されるなんて、おかしいと思ったことはありませんか?
しかも一生それにこだわり続けなくてはならないなんて!
これはまるで、デートをしたこともないのに、将来の伴侶を選べと言っているようなものです。
書籍「その幸運は偶然ではないんです!」P35
最初に入社した会社
デートをしたこともなく、結婚したようなものです。
それで上手くいく人もいるでしょう。
一生を過ごしていける伴侶かを考えてみる。
30歳になる前に(20代のどこかで)1度転職を考えてみる。
20代のどこかで考えてみることです。
転職を実行するのではなく、一生過ごせる会社かを考えてみる。
人生のある一時期に行った選択が、もはや適切なものではなくなったと気づく人は少なくありませんが、その状況に罪悪感を感じる必要はまったくありません。
人生の早い時期に行ったひとつの選択に縛られる必要はないのです。
あなたにはたくさんの選択肢があるのですから。
書籍「その幸運は偶然ではないんです!」P37
本の著者
スタンフォード大学教授 J.D.クランボルツ
カルフォルニア州立大学教授 A.S.レヴィン