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【社会人の教科書】講談社「週刊現代」のパワハラ事件
どこの会社でもパワハラがあります。
今回は、講談社でのパワハラ騒動が大きな話題となっています。
「デイリー新潮」のネット記事のタイトル
上記はデイリー新潮の記事内容です。
週刊文春でも取り上げています。
週刊文春の2023年7月6日号のタイトル「週刊現代『若手決起』講談社常務が暴言で辞任した」
登場人物が2名です。
常務のS氏
編集長のI氏
週刊現代が7月は2回のみの発行の理由
週刊現代で以前も編集長をしていたI氏が再度、編集長に就任した。
このI氏が編集長時代(20年6月~21年11月)、若手社員5人が休職状態になり、うち2人は退職した。
理由はパワハラです。
週刊文春の記事には書いてありませんが、I氏は優秀な編集長だったのでしょう。
週刊現代の立て直しのためS常務が再度I氏を編集長にした。
その人事に反発が起こった(怒って、反発が起こった)
その人事に反発した編集部員5人が休んだため、19人体制だった週刊現代の編集部員は14人になった。
そのため7月は2回しか週刊現代は発行できないことになった。(講談社の中堅社員談)
余談ですが、講談社の社員と週刊文春の記者がツーカーな仲であることがわかります。
週刊文春の記事だと5名が休み、デイリー新潮は4名となっています。
なぜS常務が辞任?
反発を受けたI編集長ではなく、なぜS常務が辞任したのか?
S常務は5月下旬に週刊現代の編集部員と個別面接を行った。
そこでの不適切発言が問題となった。
面談者へのパワハラ発言ではなく「世間的に認められないような本音の発言」をして録音されてしまった。
それが知れ渡った。
I氏の人事異動の前に各編集部員と面談。
いきなりの人事ではなく、I氏の異動前に社員と面談しています。
きちんと対応したことが裏目に出てしまった。
会話が録音されていた
会社内での会話は録音されている可能性があります。
講談社でなくても気をつけたい。
難しいですけどね。
S常務(元常務になります)が週刊文春の質問に答えています。
「今回のことは残念ですけど、まあ自分に責任があるので辞めることにしました」
週刊文春の質問「面談時の発言について」
S常務「今はこういうの『不適切』って言うんですね。(中略)まさか録音していたとは~ 」
週刊現代の編集部員と一人一人面接をするなか、編集部員に録音されていて、その発言が問題。
結果辞任することになった。
気の毒な感じがします。
講談社のパワハラから学べること
パワハラのI氏(編集長)はどうなったかわかりません。
今回の講談社のパワハラ騒動でわかることは3点です。
1、パワハラ上司は仕事ができる人間が多い。
仕事ができるため、できない部下に辛くあたる。
講談社の例では
「お前は小学生レベルだ!」
「頭悪い」
などと罵倒。
原稿を持っていくと、放り投げられる。
毎日怒られる。
I氏は、仕事ができるため、会社にとっては必要な人材。
I氏のような有能な幹部に対して、会社は見て見ぬふりをします。
2、講談社のように年収が高いと、パワハラを受けても会社を辞められない。
パワハラを受けてもガマンすることになります。
最後は体を壊してしまいます。
3、講談社の場合は、若手がパワハラの対象になったようですが、40歳以上でパワハラを受けても、転職ができないため、ガマンするしかない。
そして体を壊して会社に来れなくなる。
どこの会社でも見られる風景です。
あなたの職場の人間関係は良好でしょうか?
良好にもかかわらず
年収が低い
ここの職場では自分を高められない
そのような理由で会社を辞めたいと考えているのなら、よく考えてみましょう。
客観的に知る
転職した経験がないと、自分の会社が良い会社なのか悪い会社なのかがわかりません。
良い会社なのに転職するのは、もったいない。
どうやって自分の会社のことを客観的に判断できるのか?
あなたの会社に途中入社してきた人が、何名かいるはずです。
その人から話を聞き出しましょう。
できれば飲んだ席で聞いてみましょう。
他社と比べて良い会社なのか悪い会社なのか。
良い会社でもパワハラ上司は必ずいます。
何年もパワハラを受け続けるような環境にいるのなら転職を準備しましょう。